| 経営者の悩み・トラブル110番No.3 ============================================================= 債権者会議に出席する際の注意事項は? ============================================================= ■質問内容 先日、取引先が倒産し、債権者会議に出席しました。 先方(弁護士)の説明では、売掛金のうち回収できるのは7割で、資産はなく、 配当率は15%ぐらいになるとのことでした。 (*配当率とは、債権者に弁済される額の総債務額に対する割合をいい ます。) この倒産の処理は任意整理でやるとのことですが、別件の破産管財人が ついた債権者会議では、債権者の氏名と債権額の公表がありました。 (*任意整理とは、法的手続き外の倒産処理で、私的整理とも言われて います。) 債権者会議に出席する場合の注意事項・ポイントをお聞かせ下さい。 ■回答 1.任意整理は法的手続ではない為、その進め方にも特に規制はあり ません。 倒産会社が主導して行う場合(この場合にも、会社のみで行う場合と 弁護士が代理人として介入して行う場合とがあります。)と、信用のある 大口債権者などから債権者委員を選任して委員会の監督のもとで行わ れる場合などがあります。 2.そこで、債権者会議に出席する場合は、任意整理の進め方がどの ように予定されているのかをまず注目すベきです。 場合によっては、倒産会社が好き放題なことをして資産を食い逃げする ような悪質な事例もあります。 信頼できない、と判断されるケースでは、債権者委員の選任を求める ようなことを進んで行うべきです。 又、倒産会社の側で弁護士を委任して行うケースでは、債権者に対し、 定期的な報告を求めるなど、整理がうやむやにならないように注意 すべきです。 3.売掛金については、売掛先が何件あって、金額はそれぞれいくらで あるかの情報は開示を求めるべきです。 債権や売掛金の明細については、個別具体的な名称は、通常は 回答されません。債権差押などが懸念されるためです。 しかし、具体名を伏せての回答は、今後の売掛金回収作業において、 不正がないかどうかをチェックする上で必要と思われます。 ============================================================= ■編集後記 「借りたカネは返すな!」(八木宏之・加治将一著、アスキー・コミュニケ ーション)という本で、銀行が教えない、自己破産なしで借金を返す方法 が学べます。 1月発行で19万部も売れています。簡単な言葉で書かれており、 読みやすい。 是非知っておくべき知識であり、リスクヘッジの本として、お薦めします。 ============================================================= 「経営者の悩み・トラブル110番」 発行責任者:(有)エンジョイワーク http://www.enjoyworkjapan.com 問合せ先: info@enjoyworkjapan.com ============================================================= 【メールマガジン配信中止手続き】 恐れ入りますが、上記の問合せ先に「メールマガジン配信中止」と明記し 電子メールください。 ============================================================= |